山形経済新聞の2018年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、コーヒースタンド「YUKIHIRA COFFEE(ユキヒラコーヒー)」の記事だった。
今年2月に中山町にオープンした同店では、家業の板金業との二足のわらじを履く店主の斉藤真二さんが、自ら焙煎(ばいせん)したコーヒーを提供している。30代前半の若い店主が、市街地から離れた場所で地域を盛り上げようとする活動が読者の注目を集めた。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 山形にコーヒースタンド「YUKIHIRA COFFEE」 「町の目印」目指す(3/15)
2. 山形・米沢で100年以上続く機屋を民泊施設に クラウドファンディングで資金調達(6/6)
3. 山形・蔵王ペンション村でオープンガーデン モンタナやシャクナゲ見頃(6/5)
4. 山形に土蔵・石蔵を生かした施設「gura」 「地域と共に成長」目指す(3/19)
5. 山形にテキストのない子ども向け英語教室「デコボコ英語」 授業にティータイムも(2/22)
6. 山形で成人式ならぬ「三十路式」 山形にゆかりのある30歳集め(1/26)
7. 山形駅西口のどんどん焼き店「おやつ屋さん」が酒場営業(6/11)
8. 山形で「三十路式」 山形ゆかりの30歳、150人(2/13)
9. 山形で「全国6号酵母サミット」 最古の清酒酵母をテーマに(6/4)
10. 小説「この街は彼が燃やした」 小姓町に実在した遊郭題材に(5/29)
2位にはクラウドファンディングを利用した、民泊施設プロジェクトがランクイン。1位同様、地域の人や資源を活用し、地元を盛り上げようという活動だ。4位と5位には山形市旅篭町に新規オープンした2施設がランクイン。ここ数年で空き店舗が目立ち始めていた中心市街地の明るいニュースが注目を集めた。
今年4年目に突入した山形経済新聞、下半期も読者が気になっている情報や、まだ知られていない街の魅力を発掘していきたい。