山形にテキストのない子ども向け英語教室「デコボコ英語」 授業にティータイムも

デコボコ英語の生徒と、スタッフの奥山ヒラリーさん(左)、五百川かおるさん(右)

デコボコ英語の生徒と、スタッフの奥山ヒラリーさん(左)、五百川かおるさん(右)

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 山形市中心部に子どものための英語教室「デコボコ英語」(山形市旅篭町2、TEL 023-674-0604)がオープンし5カ月がたった。

仕切りのない広々とした教室

 年少から年長までの「幼児クラス」、小学生のためのアフタースクールをメインに、学習法「フォニックス」を使った基礎英語学習のほか、ティータイムやワークショップを通したテキストを使わない「使える英語力」を身につけるためのプログラムを用意している。

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 共同経営者でスタッフの五百川かおるさんと奥山ヒラリーさんは、もともと別の英会話教室に勤務していた元同僚で「こんな英語教室があったらいいな」を実現するため独立した。五百川さんは「前に勤務していた教室では、同じ年齢の子が一つの教室に集まり授業をしていたが、ロビーで高校生が小さい子の相手をしているのを見て『こういうのいいな』と思っていた。いろいろな年代の子が交流して、あいさつ、会話が自然とできる場所を実現したかった」と振り返る。

 教室は仕切りのない広々とした空間で、扉を開けた瞬間から帰るまで、全て英語の会話が飛び交う。小学生の生徒は学校が終わり14時30分に来校すると、16時までは宿題のための自由時間。宿題が終わった生徒は幼児クラスの授業やゲームに自然と混ざり、自由な時間を過ごしていた。16時からは英国式のティータイムの時間。使うカップや皿は自分で用意し、紅茶も入れる。リラックスしながら食を通じて異文化やマナーを学んでいくという。

 同教室では、月ごとに「家族」「旅行」「レストラン」などのテーマを決め、通常のレッスンもテーマに合った内容で進められる。月に1回のワークショップでは、山形で活躍する職人を招き、和菓子作りやそば打ち体験などを通し、楽しみながら英語を学ぶことができるという。

 五百川さんは「テキストブックがあると、飲み込みが早い子も遅い子も、その進行に従わなくてはいけなくなるし、授業ばかりだと子どもたちも嫌になってしまう。『英語が話せる』ことは基本で、バックグランドの違う子どもたちが、この教室でチームワークや子ども社会のことを学び『英語を使って自分を表現する』力を身につけてもらいたい」と話す。

 同教室ではこのほか、大人向けの個人レッスンやグループレッスン、小学校教員のためのクラスなども用意している。オープンスクールは要予約。