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山形・新庄市で閉店した喫茶店の味を再現 ファンの協力得て

喫茶店「三条茶房」のスワンシューを、当時のレシピをもとに再現しCurioで発売を開始したスワンシュー

喫茶店「三条茶房」のスワンシューを、当時のレシピをもとに再現しCurioで発売を開始したスワンシュー

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新庄市の洋菓子店「Curio」(新庄市金沢、TEL 0233-29-8711)は1月25日から、2006年まで同市内で営業していた喫茶店「三条茶房」のスワンシューを、当時のレシピをもとに現代風に再現し販売している。

三条茶房の店主が描いた新庄市の街並みを展示

 スワンシューの再現を企画したのは、自家焙煎(ばいせん)コーヒーの店「bino」(新庄市上金沢町4、TEL 0233-32-1188)の菅原清子さん。同市出身の菅原さんは「新庄の喫茶文化の話をしていると、よく挙がるのが三条茶房のスワンシューのこと。昨年、三条茶房の店主・故三条正美さんのご家族と縁があり、レシピをご提供いただいたので、Curioの武田さんに協力を依頼し企画がスタートした」と話す。

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 企画を立ち上げるに当たり市内9カ所に募金箱を設置し、6万7,523円を集め、試作開発の費用などに充てた。昨年秋より、三条さんの家族を交えた試食会を重ね、材料や製造方法の関係で完全な再現とはならなかったが、「当時を思い出す味に仕上がったと思う」と菅原さんは話す。

 製造と販売を担当するCurio店主の武田秀勝さんは「思い出の味を再現しつつも、当時を知らない若い方にもおいしく食べていただけるように作るのが難しかった」と話す。発売初日には、事前予約分を含めて150個を販売。武田さんは「思っていた以上の反響」と驚く。

 三条さんは、喫茶店を営む傍ら、新庄市の街並みを描く活動も行っていた。作品は、新庄ふるさと歴史センターに展示されているが、スワンシュー発売を機に、作品のレプリカをCurioの店内に展示している。

 スワンシューの価格は300円だが、現在は募金の残金を割引に充て250円で販売(残金がなくなり次第割引終了)。

 営業時間は10時~18時30分。