漆器工房「まるもん屋」のギャラリー(山形市落合町)で11月19日、「いろのうつわ展」が始まった。
3月にオープンした漆器工房「まるもん屋」のギャラリーで開かれている展示販売会。ろくろで木地を作るとことから、漆で仕上げるまでを一貫して行う同工房の早川朋宏さん、美菜子さん夫婦と、子育てをしながら作陶する陶芸家の安達浩子さんが年1度開き、今年で8回目を数える。
会場には約500点の木工、漆器、陶器の器や花器、雑貨などを並べ、訪れた人の目を楽しませている。まるもん屋は、定番のカラフルな漆器に漆で模様を施した「つぶつぶ」シリーズや、ベンガラの赤と黒漆を混ぜた「うるみ色」の新作を用意。安達さんは定番で作っている色鮮やかな器の他に「子育てをする中で自然と作ることが多くなってきた」という子どもでも使える器などを充実させている。
早川さんは「お茶を飲みながらゆっくりする時間にピッタリな、温かい気持ちになれる小物や器を心を込めて制作したので、多くの人に足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は11時~17時30分。今月26日まで(22日は休館)。