「山形ビエンナーレ」開幕-市民とアーティストが東北の魅力掘り起こす

メーン会場の文翔館(山形市旅篭町3)。

メーン会場の文翔館(山形市旅篭町3)。

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 東北芸術工科大学が主催する2年に1度の芸術祭、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」が開幕し、メーン会場となる文翔館(山形市旅篭町3)旧県庁舎前の広場で9月20日、オープニングセレモニーが行われた。

「瀧山信仰」の神楽の舞

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 セレモニーでは、細谷知行副知事、市川昭男山形市長のあいさつの後、東北芸術工科大学の根岸吉太郎学長が「市民とアーティストが『アート』を挟んで会話ができるような展示を意識した。『芸術』という枠に閉じこもるのではなく、地域の方とのつながりを強め、『創造的な学びの場』としての芸術祭を目指す」と芸術祭に込める思いを語った。

 参加アーティスト13組の紹介の後、イラストレーターで山伏の坂本大三郎さんと、市民や学生らでつくった「瀧山信仰」の神楽の舞が披露され、「市民とアーティストが共同してアートの力で東北の魅力を掘り起こし、発信する」という同芸術祭のスタートにふさわしい力強い演目となった。セレモニーの最後には、山形ビエンナーレのシンボルとなる荒井良二さんの彫刻作品「げいんしくん」の除幕式が行われ、「3、2、1」の掛け声とともに約1カ月に及ぶ山形初の芸術祭の幕が切って落とされた。

 文翔館では荒井良二さんの「旅する門」をはじめ、料理創作ユニット「GOMA」と市民とのワークショップから生まれた「ライブ干物」の展示、写真家・梅佳代さんによる山形の子どもたちを被写体にした写真の展示など、8カ所で常設展示が行われるほか、正門前にはビエンナーレの公式グッズを販売する「みちのおく商店」を開設。

 文翔館議場ホールでは週末にライブを開催。音楽、映像、ダンスなど、ジャンルを超えたプログラムを繰り広げるほか、山形まなび館や東北芸術工科大学、やまがた芸術学舎など市内5会場でも常設展を開いている。土曜・日曜には会場を巡る循環バスを運行(1回100円)。

 10月19日まで。

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