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山形の企業が「祭り専用マスクカバー」開発 祭りの世界観を大切に

「おまつり専用マスクカバー」を手にする「第一ほうせい」の鈴木ゆかり社長

「おまつり専用マスクカバー」を手にする「第一ほうせい」の鈴木ゆかり社長

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 「第一ほうせい」(米沢市中央2)が7月、祭り参加者向けの「おまつり専用マスクカバー」のオーダーメードサービスを始めた。

「おまつり専用マスクカバー」の「アシンメトリー」タイプ

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 全国の着物店の着物縫製などを手がける同社。同社社長の鈴木ゆかりさんによると、「おまつり専用マスクカバー」の開発は、4月29日から同市で開催された米沢上杉まつりの時に、祭りの参加者から「不織布マスクの着用が義務付けられたが、そのまま着用すると衣装から浮いてしまい、伝統ある祭りの雰囲気や世界観が崩れてしまう」との相談がきっかけという。

 鈴木さんは「神事で使われていた覆面などをヒントにマスクカバーを開発した。上杉まつりでは紺色のマスクカバーを50枚製作し、みこし行列参加者に着用いただいたが、とても好評だった」と話す。

 同商品は、通常のマスクと同様にゴムを耳にかけて着用する。布は、はかまの生地を使い、洗濯機での丸洗いもできる。横幅24センチで、長方形の布を使った「四角」タイプと、台形の布を使い左右で長さを変えた「アシンメトリー」タイプの2種類を用意し、布は、黒色、紫色、紺色、青竹色の4色を用意。笛を吹くためのスリット追加やロゴプリント刺しゅう追加などにも対応する。最短で5日で完成する。

 鈴木社長は「お祭りは人々の気持ちを明るくしてくれるもの。今年は各地でお祭りが開催されているので、『おまつり専用マスクカバー』が役に立ち、参加されるみなさんが元気になってくれたら」と話す。

 価格は1枚=1,650円~。申し込み・問い合わせは着物サロン「きものモモ彩」(TEL 0238-22-8220)と専用ホームページで受け付ける。

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