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山形・かみのやま温泉の旅館で温泉卵が人気に SNSでファン拡大

旅館「姫の湯 伊勢屋」の嵐田真吾さん

旅館「姫の湯 伊勢屋」の嵐田真吾さん

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 かみのやま温泉の旅館「姫の湯 伊勢屋」(上山市湯町3、TEL 023-672-0316)で製造販売する温泉卵が、SNSでじわじわと話題になっている。

旅館「姫の湯 伊勢屋」の温泉卵

 「姫の湯 伊勢屋」は、正確な創業年は不明だが、明治時代に使用されていた宿帳などの資料が残る老舗旅館。温泉卵は、明治時代には同旅館のある湯町で広く作られていたが、一時期、生産が途絶えてしまい、40年程前に復活させたという。湯温が62~63度のかみのやま温泉の源泉を使い約3時間かけて製造する。一昨年からは半澤鶏卵(天童市)で育てている卵「出羽の郷 名水赤がら」を使っている。

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 同旅館では2018(平成30)年7月から旅館のPRのためにツイッターを始めた。温泉卵の販売状況や、旅館で行っている立ち寄り湯の宣伝などをツイートしている。ツイッターを担当している伊勢屋の嵐田真吾さんは「毎日欠かさずにツイートするように心がけている。当初はリツイートやファボは少なかったが徐々に増えていった」と話す。

 以前は地元の年配の客が9割を占めていたが、1年前頃からは20~30代の客も増え、昨年11月には過去最高の売り上げを記録したという。嵐田さんは「週末はツイッターをきっかけに買いに来てくださる方ばかり。なかには80個買われる方もいる。近県から買いに来るリピーターの方も増えた」と笑顔を見せる。

 同旅館周辺は武家屋敷が並び、最近ではカフェや文房具店がオープンした。嵐田さんは「まち歩きの途中に立ち寄るお客さまが増えたことも好調の後押し」と分析する。嵐田さんは「新型コロナウイルスの影響で宿泊業は厳しい状況が続いているが、温泉卵だけでなく温泉の資源を生かした取り組みをしていきたい。先日は柿渋を使った温泉染めに挑戦した。今後は、甘酒や塩の製造もできればと考えている」と話す。

 温泉卵は、4個入り=250円、8個入り=500円。店頭で食べる場合は1個=100円で、嵐田さんがお薦めする「トリュフ塩」をかけて食べることができる。

 営業時間は8時~17時(売り切れ次第終了)。

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