県内を中心にライブや映像制作、イベント企画などの活動を展開している制作ユニット「半田技研」が「山形の山のおぼえうた」を制作し、12月からユーチューブで公開している。
「半田技研」は、山形市在住の半田和巳さんによるユニットで、自身も音楽活動をするほか、県内のアーティストらのレコーディングや、毎年大江町で行われているライブイベント「CBJAM」の企画・運営などを行っている。
「山形の山のおぼえうた」は、和巳さんの妻の未来さんが作詞・作曲・歌唱し、レコーディング、ミュージックビデオの制作を和巳さんが担当した。
曲中には、県が選定する「やまがた百名山」の中から鳥海山、神室山、羽黒山、月山、湯殿山、飯豊山、吾妻山(西吾妻山)、御所山、蔵王、大朝日岳、小朝日岳の11カ所が登場し、山形県を人の横顔に見立て、山の位置を覚えられるような内容になっている。
未来さんは「千葉県出身で進学を機に山形に移り住んだが、地元とは違い山に囲まれ自然のエネルギーを感じる場所だと思っていたので山をテーマにした。夫が企画するライブイベントで歌いたいと考えて制作したが、イベントには自分や友人の子どもの参加も多かったので、子どもも一緒に歌唱できる曲を考えた」と話す。
曲は2017年(平成29)に制作しライブイベントなどで披露してきたが観客から反応がよく、よりたくさんの人に聞いてもらおうと自作の着ぐるみを着たミュージックビデオを制作。ユーチューブに動画を公開した。ミュージックビデオには、合いの手を担当した長女の真織さんや、半田さん夫婦の友人の子どもらも登場する。
未来さんは「大勢の子どもに愛される歌に成長してもらえればうれしい。山形をテーマにした子ども向けの曲は、あと1~2曲制作したいと考えている」と話す。