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山形・天童の水戸部酒造が新酒「稲造」 自社栽培の酒米で醸造

水戸部酒造の水戸部朝信社長

水戸部酒造の水戸部朝信社長

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 水戸部酒造(天童市原町乙、TEL 023-653-2131)が12月16日、自社栽培米で醸造した「山形正宗 稲造(イナゾー)」を発売した。

「山形正宗 稲造(イナゾー)」

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 同社での稲作は2004(平成16)年から自社で保有していた0.17ヘクタールの土地を利用してスタート。2018(平成30)年には農業生産法人「水戸部稲造」を設立し、現在は8.5ヘクタールに作付けをしている。

 水戸部朝信社長は「稲作は父である会長と私の2人で始めた。農業は素人で地域の方にもたくさんの迷惑を掛けながら進めてきたが、稲作にもこれまで以上に本腰を入れて取り組もうと考え法人化した。酒米に特化した農業法人は全国的にも珍しい」と話す。

 今回発売した「山形正宗 稲造(イナゾー)」は農業法人設立後初の商品で、同法人で栽培した酒米を100%使い醸造した。これまでも自社栽培米を使った同名の季節限定商品は販売してきたが、今後は通年での取り扱いを予定している。

 水戸部社長は「ラベルのデザインも一新し、新たなスタートを切った。法人名にもなっている『稲造』は新渡戸稲造に由来する中学時代の私のニックネーム。仕事に真面目に取り組むのは当然だが、同時に遊び心も忘れないようにと思い名付けた。今後も、常識にとらわれずにワクワクするような挑戦を続けたい」と話す。

 価格は720ミリリットル=1,760円、1.8リットル=3,520円。水戸部酒造の特約店で販売する。商品や販売店に関する問い合わせは同社まで。

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