
中條屋(上山市沢丁6、TEL 023-672-0329)が7月14日、ソフトクリームの販売を始めた。
同店は1862年創業の老舗和菓子店。黒糖を練り込んだ薄皮にこしあんを詰めた「中條饅頭(まんじゅう)」は、かみのやま温泉の旅館や周辺の駅、山形市内のスーパーなどで販売され、長年人気を集めている。
約150年の歴史の中でソフトクリームの取り扱いは初めて。6代目社長・渡辺祐慶さんは「以前は温泉客が帰りに立ち寄ってくれることが多かったが、最近は団体でのバスツアーなども増え、お店に直接来てくださる機会が少なくなった。ソフトクリームをきっかけに、店に立ち寄ってくれる人が増えればと思って始めた」と話す。
メニューは、「中條饅頭」のあんこをトッピングした「こしあんソフト」(コーン350円・カップ380円)や、「中條饅頭」の皮に使っている黒蜜をかけた「黒蜜かけソフト」(350円)、こしあんシェイク(400円)、ソフトクリーム(300円)。ソフトクリームメニューの販売は9月末までを予定しているが、反響次第では期間を変更する可能性もある。
渡辺さんは「ゆくゆくは、まんじゅう自体をトッピングしたソフトクリームの提供も考えている。『中條饅頭』の材料を使ったソフトクリームを食べに、かみのやま温泉に来ていただければうれしい」と話す。
営業時間は6時~17時。ソフトクリームの提供は8時~16時30分。水曜定休。