
朗読クラブ「星座」の旗揚げ公演「午後の朗読会」が12月23日、川西町フレンドリープラザ(東置賜郡上小松、TEL 0238-46-3311)ロビー劇場で行われた。
石川喬司「絵のない絵葉書より『聖夜物語』」を朗読するメンバーの春川富美代さん
公演には、町内外から70人(主催者発表)が来場。出演者全員による小川未明「ある夜の星たちの話」に始まり、杉川としひろ「どろぼうがないた」など5作品が上演された。5人のグループによる宮澤賢治「土神ときつね」では、ステージだけでなく客席後方から出演者が登場するなど、会場全体を使った演出で観客を楽しませた。朗読の合間にはフルートのソロ演奏も披露された。
米沢市から来場した丸田龍さんは、「朗読劇を見るのは初めて。声だけでの表現は難しいと思うが、どれも言葉の力を感じられる上演で素晴らしかった」と感想を話した。
次回の公演は、4月14日に同プラザで行われる作家・井上ひさしさんの文学忌「吉里吉里忌」のオープニングアクト。メンバーは随時募集中で練習の見学も受け付ける。問い合わせは川西町フレンドリープラザまで。