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酒田市の92歳現役バーテンダーの半生を描いた映画公開 カクテル「雪国」企画も

渡辺智史監督

渡辺智史監督

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酒田市で92歳になった今も現役バーテンダーとしてバーに立つ井山計一さんを追ったドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」の11月16日からの公開を前に、同9日、渡辺智史監督の会見が山形市内バーで行われた。県内の飲食店では井山さんオリジナルレシピのカクテル「雪国」を提供するキャンペーンも展開される。

井山さんが考案したカクテル雪国

 同作は、1958(昭和33)年に誕生したスタンダードカクテル「雪国」の生みの親である、井山計一さんの半生を描いた作品。92歳の井山さんは、現在もケルン(酒田市中町2)で、「国内最高齢」のバーテンダーとして活躍している。

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 会見で渡辺監督さんは「高齢化社会が進む中、井山さんの生き様から多くの方が勇気をもらえるのではないかと期待している。井山さんと家族の物語も描いているので、家族のドキュメンタリーとしても楽しんでもらえるのではないか」と話した。

 映画公開に合わせて、県内の飲食店で井山さんオリジナルレシピの雪国を提供するキャンペーンが展開される。キャンペーンでは、井山さんが作る雪国と同じリキュール類、レシピを使う。井山さんが作り続けている雪国は、ウォッカ、ホワイトキュラソー、ライムコーディアルジュースを使ったもの。現在のカクテルブックに載っている雪国はライムコーディアルジュースではなくフレッシュライムジュースが使われている。井山さんが雪国を考案した時代は、フレッシュライムジュースは手に入りにくかったため、ライムコーディアルジュースを使っていた。

会見の会場となった「Bar12 yamagata」のオーナーマスター藤倉晶さんは「お店で井山さんのレシピの雪国を出すことがあるが、『昭和な感じで懐かしい。見た目も美しい』とお客さんから言われる。今回の企画で、今飲まれている雪国と、60年前からある雪国の2つが楽しめるのは山形ならでは。ぜひ試してほしい」と話す。キャンペーン参加店舗の詳細は、決定次第、映画「YUKIGUNI」のオフィシャルホームページで発表する。

 同作は、11月16日から鶴岡まちなかキネマ(鶴岡市山王町)で先行公開されるほか、11月23日からフォーラム山形(香澄町2)など県内4カ所で、来年1月2日からはポレポレ東中野(東京都中野区)、アップリンク渋谷(東京都渋谷区)で公開される。