「雪りんご掘り出し体験会」が4月10～18日、「空気神社」（西村山郡朝日町白倉）駐車場で行われる。

「雪りんご」を使った手絞りのジュース

　「雪りんご」は、みずみずしさや糖度を保つことを目的に、冬季間、雪の中で保存したリンゴのこと。イベントでは参加者が雪の中からリンゴを掘り出す体験ができる。山形県内をフィールドに着地型旅行企画の開発・販売を進める「DMC天童温泉」が朝日町観光協会と共同で企画した。

　同社の鈴木誠人さんは「『雪りんご』は熱烈なリピーターも多く、販売している道の駅には毎年長蛇の列ができるほど。この地域の宝をさらにたくさんの方に知っていただければと考え、旅行者にも楽しんでもらう観光コンテンツとして企画した」と話す。

　各日10時、11時、13時、14時の4回行われ、参加者は「雪りんご」の説明を受けた後、掘り出し体験を行う。1人3個を掘り出し、1個は手動の搾り器でジュースにして味わい、2個は持ち帰ることができる。掘り出し体験とは別に、希望者は「雪りんご」を購入することもできる。

　鈴木さんは「食べた時に溢（あふ）れ出るリンゴの果汁とみずみずしさが『雪りんご』の魅力。今の時期には考えられないリンゴの味に感動していただけると思う。世界でも珍しい空気をご神体とする空気神社も合わせて観光していただきたい」と話す。

　参加費は大人＝2,500円、子ども（3歳～小学生）＝1,500円。申し込みは参加希望日の9時まで受け付ける。問い合わせ・申し込みは、DMC天童温泉（TEL 023-654-6699、月曜～土曜9時～18時）まで。