映画サークル「FILM GEEKS SOCIETY(フィルム・ギークス・ソサイエティ)」が3月14日、フリーペーパー「THE FILMANIA(ザ・フィルマニア)」を創刊した。
同サークルは映画好きのメンバーが集まり昨年10月に発足。現在は高校生から60代までの13人が活動している。昨年11~12月には、サークル企画第1弾として山形市の映画館「フォーラム山形」にまつわる映画ポスター展を開催した。
「THE FILMANIA」編集長の原田真央さんは「最近は動画配信サービスが主流となり、映画館に足を運ぶ人が減少しているが、山形の映画館や映画文化の発展、次世代への継承を目的に活動している。フリーペーパーもその一環として取り組みを始めた」と説明する。
創刊号には、サークルメンバー6人による2020年公開映画の作品レビューや山形市内の映画に関する店舗の紹介などが掲載されている。
誌面のデザインを担当した東北芸術工科大学3年の西塚千翔さんは「読みやすい紙面を心掛けた。気軽に読める内容なので、映画に詳しくない方にも手に取っていただきたい。読んだ方の新たな作品の出合いの場になれば」と話す。「編集長をはじめメンバーの熱い思いが書かれているので、読んでいただきたい」とも。
B5判、フルカラー4ページ。発行部数は1000部。サークル活動の拠点となっているカフェ「Playground Cafe BOX」やフォーラム山形などに設置している。
原田さんは「サークルメンバーも随時募集している。当面は隔月発行が目標。ゆくゆくは体制を整えて月刊にできれば。毎号テーマを変え、ホラーやラブストーリーなどの特集を季節に合わせて組んでいきたい。今号は4ページだが、ページ数を増やした特別版なども発行したい」と展望を話す。