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山形の卵会社が生卵の自動販売機 好評受け、設置拡充

「半澤鶏卵」の半澤清彦社長(右)と「花百景」の東孝一社長(左)

「半澤鶏卵」の半澤清彦社長(右)と「花百景」の東孝一社長(左)

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 鶏卵の生産や加工などを行う「半澤鶏卵」(天童市)が2月25日、観葉植物や生花を販売する「花百景」(山形市菅沢)などが入る建物の駐車場に生卵を購入できる自動販売機を設置した。

自動販売機で購入できる「半澤鶏卵」の「いではのもみじ」

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 「半澤鶏卵」は1960(昭和35)年に創業。鶏卵の生産をはじめ、半熟薫製卵の「スモッち」などの加工を行うほか、カフェ併設の直売所「いではこっこ」(山形市)を運営する。先月には一般社団法人食品産業センターが主催する「第42回食品産業優良企業等表彰事業」で農林水産大臣賞を受賞した。

 これまでも卵の自動販売機は設置していたが、「いではこっこ」と自社農場の「出羽の郷(さと)しあわせファーム河北農場」(西村山郡河北町)の2カ所のみで、自社の敷地外への設置は今回が初となる。

 設置の経緯について半澤清彦社長は「卵の自動販売機はお客さまから好評で、設置箇所を増やしたいと以前から考えていた。長年交友のある花百景の東孝一社長が縁で設置に至った。東社長らには、商品の補充などにも協力いただいている」と話す。

 購入できる卵は、「いではのもみじ 大玉20個」(680円)、「いではのもみじ 初産み卵 小玉1kg入り(約20個)」(400円)、「いではのもみじ そばかす卵 1kg入り(約15~18個)」(380円)など。24時間販売し、商品の補充は午後に行う。

 「今後、本社のある天童市にも設置したいと考えている」と半澤社長。「いではこっこも今月で3周年を迎えることができた。飽きられることなくお客さまに楽しんでいただけるように新鮮な雰囲気をつくり、卵の特徴を生かしたスイーツなどの商品も力を入れていきたい」と意気込む。

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