山形県酒造組合(山形市緑町1、TEL 023-641-4050)は、県内各地の日本酒を自由に組み合わせ、セットで購入できる「選んで!呑んで!山形の酒米応援キャンペーン」を1月20日に始めた。
新型コロナウイルス禍により飲食店から客足が遠のき、県産日本酒の販売量は大きく減少。影響は日本酒の原料となる酒米にも及び、余剰在庫抱える酒蔵もある。同酒造組合は、県産酒米の消費拡大につなげようと、県酒類卸協議会と県小売酒販組合連合会の関係団体と協力し、本キャンペーンを立ち上げた。
「出羽燦々」「出羽の里」「雪女神」などの県産酒米を100%使った日本酒をセット販売する。720ミリリットルは39銘柄の中から3本、300ミリリットルでは31銘柄の中から6本を1セットとして、自由に組み合わせて選ぶことができる。全国への配送は送料無料、購入者には選べる特典として特製グラスやおちょこ、紙コースターが付く。
県酒造組合の仲野益美会長は「飲み比べや贈答用など、より多くの方に山形の日本酒を飲んでいただきたい」と話す。
キャンペーンは2月28日まで。3月15日より順次発送。注文は県酒造組合ホームページのほか、チラシが置いてある県内の酒販店でも受け付ける。