1892(明治25)年創業の酒蔵「出羽桜酒造」(天童市一日町1、TEL 023-653-5121)が1月30日、「出羽桜オンライン感酒祭」を行う。
感酒祭限定酒の「元旦仕込み ONEDAY」(左)と「ドライブスルー大吟醸」(右)
同酒造の蔵開きイベントとして行われる「感酒祭」は2019年秋に第1回を開催。当初は昨年10月に第2回を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となったことを受け、今回、オンラインでの開催となった。
当日は、酒蔵の見学や「乃し梅本舗 佐藤屋」の8代目・佐藤慎太郎さんを招いての「和菓子と日本酒講座」、日本酒カクテルや甘酒のアレンジレシピの紹介、飲み会で使える山形弁講座などの企画を行う。
イベント後半では、日本酒の楽しみ方や魅力を紹介する酒セミナーを開催。当日紹介する日本酒は、「感酒祭 酒セミナー試飲酒セット」として事前に販売する。配信はユーチューブで行い、チャット機能を使い質問にも答える予定。感酒祭に併せ、今年1月1日に仕込んだ純米大吟醸「元旦仕込み ONEDAY」も販売する。
感酒祭では、酒かすを使った料理やお菓子のレシピを紹介する営業部の荒木優花さんは「場所を問わず、全国の皆さんに楽しんでいただける配信にしたい。たくさんの方に見ていただければ」と呼び掛ける。
同日には「ドライブスルー蔵開き」も開催し、当日の朝に搾った「ドライブスルー大吟醸」を車から降りずに購入することもできる。「ドライブスルー大吟醸」は密を避けるため、30分区切りの事前予約制で200本限定での販売となる。営業部の池田直樹さんは「発酵時に生じる炭酸がほのかに感じられ、口に含んだ瞬間にフレッシュさが広がる。すでに午前受け取りの枠は埋まっているので、お早めに予約いただきたい」と話す。
「出羽桜オンライン感酒祭」の開催時間は13時~18時で、事前申し込みは不要。「感酒祭 酒セミナー試飲酒セット」と純米大吟醸酒「元旦仕込みONE DAY」は同社ホームページや協力店舗で販売する。「ドライブスルー大吟醸」は電話とホームページで予約を受け付ける。