置賜地方に3店舗を展開する洋菓子店「白いくも」(南陽市郡山596)が11月21日、和菓子ブランド「貞助(ていすけ)」を立ち上げた。
「洋菓子屋が作る新しい和菓子」をコンセプトに、どら焼きを中心とした和菓子を展開する同ブランド。同店の新目晃司社長は「和菓子部門をずっとやりたいと思っていた。本店の全面改装にあわせて、念願の和菓子コーナーを設け、和菓子職人だった祖父の名前をもらい『貞助』と名付けた」と話す。
つぶあんのシンプルなどら焼き(194円)のほか、生のイチゴが丸ごと入った「生どらイチゴ」(324円)、チョコムースとバナナが入った「生どらチョコバナナ」(302円)、「生どらバスクチーズ」(280円)など、7種類の味を揃える。
化学調味料などは一切使わず、できたてを味ってほしいという思いから、賞味期限は翌日までに設定した。
「材料にこだわり、生地が傷まないよう1枚1枚丁寧に手焼きした皮はフワフワとした食感。パンケーキのようなどら焼きに仕上げた。中に入れる具材も洋のエッセンスを加え、ケーキのような食べやすいどら焼きを目指した」と新目さん。「貞助が一つのブランドとして独り立ちするくらいになりたい」と意気込む。
貞助の商品は本店でのみ購入が可能。営業時間は9時~18時。水曜定休。