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山形でドライブスルー芋煮会 受け渡しスムーズに4000食を提供

直径2.3メートルの鍋で芋煮を調理する様子

直径2.3メートルの鍋で芋煮を調理する様子

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 芋煮をドライブスルー形式で提供する「ドライブスルーで芋に恋して」が9月20日、山形市反田橋付近の須川河畔で行われた。

芋煮の受け渡しの様子

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 1989(平成元)年から開催している「日本一の芋煮会フェスティバル」が、新型コロナウイルスの影響で中止となったことを受け企画された代替イベント。

 例年、直径6.5メートルの大鍋を使用するが、今年は直径2.3メートル、2メートル、1.3メートルの3つの鍋で、里芋500キログラム、牛肉200キログラム、長ネギ100本、こんにゃく500枚を使い4000食を調理した。材料は、砂糖以外は山形県産食材を使っている。

 1セット=2,000円。内容は芋煮4人前、持ち帰り用トートバック、芋煮の材料をイメージした色のハンカチタオルなど。3密を避けるため、受け渡し時間ごとに区切って事前予約を受け付け、9月2日ごろに1000セットが完売した。中には1人で5セットを購入した人もおり、約750台が会場を訪れた。

 山形市内から参加した鈴木清美さんは「芋煮会フェスティバル会場となっている馬見ヶ崎川の近所に住んでいるが、毎年、混雑していて、なかなか参加できなかったため、今回初めて食べる。申し込みが始まってすぐに予約した」と話す。

 今春、山形市内に引っ越してきたという小学生の入江陽彩さんは「テレビで山形の芋煮が紹介されているのは見たことがあったが食べるのは初めて」と笑顔を見せる。

 日本一の芋煮会フェスティバル実行委員会の公平雅士委員長は「31年間続いたイベントが中止となったことは非常に残念だったが、山形の秋の風物詩を、形を変えてでも開催したかった。来年はいつもの会場で6.5メートルの大鍋を囲みたい」と話す。

 同委員会では、今年限定で自宅用芋煮セットも販売している。1セット=7,000円(送料・手数料別)で、5~6人前の材料のほか特製エコバッグとハンドタオルが付く。予約はオンラインショップ「山形うまいず」3店舗で受け付ける。

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