地元小学生が製作したオリジナルの花笠を商店街などに飾る「ハナサクヤマガタ」が8月1日、山形市七日町やエスパル山形(山形市香澄町1)で始まった。
「山形花笠まつり」が、新型コロナウイルスの影響で1963(昭和38)年の第一回開催以来初の中止となったことを受け、東北芸術工科大学企画構想学科2年生らが企画した。
実行委員会の広報リーダーを務める永島梨央さんは「山形花笠まつりを楽しみにしていた方も多く、中止のショックは大きい。コロナ禍でも街を元気にしたいと考え企画した。打ち合わせなどもリモートで行うなど、新型コロナウイルスに注意しながら進めてきた」と話す。
オリジナル花笠は、市立第一小学校や市立滝山小学校の児童、「こども芸術大学 認定こども園」の園児らが製作。折り紙を貼り付けたり、絵を描いたりしてカラフルに装飾したほか、製作者の願い事を書いた短冊もつるした。山形市七日町周辺の商店街と山形駅に隣接するエスパル山形に計300枚を展示する。
永島さんは「オリジナル花笠には、製作者一人一人の思いが込められている。ヤッショマカショの掛け声でにぎわうはずだった七日町の商店街を笑顔にしたいと思って立ち上げた企画なので、たくさんの方に楽しんでいただければ」と話す。
8月7日まで。