演劇ユニット「弍十壱鶴堂(にじゅういっかくどう)」の第2回公演「BAR薔薇21」が3月20日、シベールアリーナ(山形市蔵王松ケ丘2)で行われる。
同ユニットは主宰の鶴英里子さんが「やりたいことをやりたい人と思いきりやる」をコンセプトに立ち上げ、昨年4月に旗揚げ公演を行った。公演ごとに出演者は流動的で、同作には、鶴さんが主宰する小・中学生を中心とした「弍十壱鶴堂jr こつる組」のメンバーで中学3年生の生徒1人を含む9人が出演する。
鶴さんは「恋や友情、家族などそれぞれに悩みを抱えたさまざまな登場人物たちが織り成すコメディー。ばかばかしく笑いを取り入れながら、自分の居場所や安心できる空間は誰にでもあるということを届けたい」と話す。
脚本・演出は前作に引き続き、学生時代を山形で過ごし、現在は東京の劇団ラフテールを主宰する原田和真さんが務める。原田さんは「米沢や新庄、東京など県内外から個性豊かなキャストが集まった。劇中のBGMは全てピアノの生演奏で、バーを再現した細部にまでこだわったセットも見どころ」と話す。
鶴さんは「普段、観劇しない方も楽しめる内容なので、気軽に見に来ていただきたい。弍十壱鶴堂としては、今後も年1回のペースで公演を続けていきたい」と話す。
2回公演で開演は14時と18時(開場は開演30分前)。入場料は、一般=2,000円(当日は2,500円)、高校生以下=1,000円(当日も同額)。チケットの予約は弍十壱鶴堂(TEL 090-2363-3628)まで。
3月7日には鶴さんと原田さんがシベールアリーナに隣接した遅筆堂文庫山形館でトークイベントを行う。同作の見どころや舞台づくりの様子を紹介。14時開始で、入場料は1,000円。トークイベントに関する問い合わせはシベールアリーナ(TEL 023-689-1166)まで。
※記事中で紹介しているトークイベントは新型コロナウイルス対策により、3月7日から5月24日に延期となりました。(2月28日発表)