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東北芸工大で「地域の未来の大喜利展」 卒業研究展示で

最優秀プレゼンテーション賞に選ばれた久保田微さん

最優秀プレゼンテーション賞に選ばれた久保田微さん

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 「地域の未来の大喜利展 ~高齢化率30%以上、どんな未来?」が2月6日~11日、東北芸術工科大学(山形市上桜田3)で行われた。

「地域の未来の大喜利展」の様子

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 2019年度「東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展」の一環で、2014(平成26)年4月に開設したコミュニティデザイン学科の3期生を中心に、地域や社会、教育、福祉などを切り口とした25の研究成果が展示された。

 同学科4年で卒業研究展示の広報担当の麓真妃さんは「地域課題や社会課題を面白おかしく解決したいという思いを込め、大喜利という展示タイトルにした。まちづくり、コミュニティーづくりに対して、それぞれが4年間で学んできたことを生かした個性的な展示が並んだ」と話す。

 最優秀賞には岩手県花巻市で地方議員と高校生の対話のワークショップを企画・運営した久保田微さんの「花巻市における地方議員と若年層とのつながりを生む仕組みづくり」が、優秀賞には宮城県石巻市を舞台にした恋愛漫画の執筆を通して地域課題にアプローチした小澤弘太朗さんの「まちの人が編集者に!漫画好きの大学生が恋愛漫画を通して考える地域の可能性」が選ばれた。

 久保田さんは「地元の高校生や花巻市役所、議員の方などの協力があってできた研究。展示を通して私の地元、花巻市のことを知ってもらえる機会となったこともうれしい。今回の活動をきっかけに、花巻市出身の学生らでつくる市民団体『はなふーぷ』を立ち上げた。卒業後も活動を頑張りたい」と話す。

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