イベント「竹あかり×ゆき×祈り2020」が2月8日・9日、西篠天満公園(米沢市門東町3)で行われる。
同期間に開催される「第43回上杉雪灯篭まつり」の関連イベントで、2017(平成29)年から行われ今年で4回目。地元の高校生や大学生を中心に実行委員会を立ち上げ、11月中旬から会議を重ね準備を進めている。
実行委員で米沢女子短期大学2年の萩原芽依さんは「2016(平成28)年に発生した熊本地震の際に、復興のシンボルとして竹あかりが熊本をはじめ各地でともされているのを見て、東北でも感謝や復興の思いを届けたいと思い、米沢でも活動を始めた。竹あかりを通して人々や地域のつながりを深めていきたい」と話す。
イベントの開催に先立ち1月上旬~2月上旬にかけて、同市内の学校やコミュニティーセンターなどでワークショップを実施し、400本の竹あかりの製作を予定している。当日は竹あかりに火をともし会場内に展示するほか、今年は「第43回上杉雪灯篭まつり」が行われる松が岬公園にも一部設置する。
実行委員で山形大学大学院2年の鈴木晴也さんは「作る人、見る人それぞれに確かなメッセージ性があり、多くの人の思いが詰まっているのが竹あかりの魅力。竹あかりから漏れる光を雪に反射させるなど、竹あかりと雪を通して来てくれた皆さんが感動する空間を演出したい」と話す。
竹あかり作りのワークショップは2月8日にも開催する。開催時間は10時~15時で、会場はナセBA(米沢市中央1)。参加費は1本500円。予約不要(竹がなくなり次第終了)。