NTTドコモが、第5世代移動通信システム(5G)で実現する仮想空間を体感できる「5Gデモバス」を使った5G体験イベントを8月23日、パレスグランデール(山形市荒楯町1)駐車場で行った。
同社が主催する地方創生セミナーに合わせて行われた。「5Gデモバス」の車内には、前面に7K、両側面に各3Kの大型スクリーンを設置し、4Kプロジェクター、5.1チャンネル対応の音響設備を搭載。5Gで実現するさまざまな環境を仮想的に作り出している。
デモンストレーションでは、東京スカイツリー展望台から撮影した街並みや、スタジアム全体を映したラグビー試合映像を投影。参加者はバスに5人ずつ乗車し、合計で約100人が参加した。
NTTドコモの担当者は「例えばスカイツリーからの映像は、AIなどの技術と組み合わせることで、渋滞情報などへの活用も期待でき、社会課題の解決にも貢献できる」と話す。
同社では2020年の春から段階的に5Gサービスの提供を予定している。