源泉かけ流し風呂&喫茶食事所「名人のゆ」(上山市湯町4、TEL 023-673-1832)がオープンして1カ月がたった。
同施設は木村秀泰さんが、個人的に所有している廃業した温泉旅館をリノベーションし、2月27日にオープンした。源泉かけ流しの温泉にカフェを併設するほか、地元の囲碁クラブや将棋クラブの活動に利用されている。
上山市では、「上山型温泉クアオルト事業」を推進している。クアオルトとは、ドイツ語で「健康保養地・療養地」の意味。同市では毎日実施される専門ガイドによるウオーキングをはじめ、市内の自然や温泉、食などの地域資源を生かしたさまざまな健康づくりの取り組みが行われている。木村さんは、ウオーキングガイド組織のNPO法人「蔵王テラポイト協会」理事長をも務めることから、個人所有の温泉を使って事業の貢献につなげようと、同施設の開設に至った。
木村さんは、「ウオーキングによる運動のほかにも、囲碁や将棋による頭の体操、温泉の入浴、食事やお茶など、さまざまな面から、健康づくりを楽しめるようになればと思いオープンした。地域の人たちが気軽に集まり、そこに観光客の方も訪れていただき、コミュニケーションが生まれる場所にしていきたい」と話す。
入浴は1回=300円(未就学児無料)。食事は、抹茶とクロレラが入った上山大名蕎麦を使ったもりそば=500円、げそ天=200円、ナポリタン=800円など。コーヒーやジュース、アルコール類も提供する。テーブル席20席、座敷6席。
営業時間は、食事=10時~18時(ランチ11時~14時)、入浴=10時~19時。