かみのやま温泉観光案内所(上山市矢来1)に現在、特産品の干し柿のPRのため、柿のかぶりもの「柿帽子」が設置されている。
上山市は昼夜の寒暖差が激しく、蔵王連峰から流れ込む「蔵王おろし」と呼ばれる、乾いた冷たい風により、糖度の高い干し柿が生産できる。農家の軒先にたくさんの干し柿がつるされている様子は「柿のれん」と呼ばれ、この季節の風物詩となっている。
同観光案内所では、以前より初夏にサクランボのかぶり物を設置していた。柿帽子は今シーズン初めての試みとなる。
上山市観光物産協会の長橋圭子さんは「サクランボのシーズンが終わると、かぶり物がなくなり寂しく感じていた。旬の果物のかぶり物で、上山市をもっとPRしたいと設置を始めた。年配の女性グループやカップルなど、さまざまな年代の方が柿帽子をかぶって記念撮影をしていてうれしい」と手応えを話す。
設置は1月までを予定。