「一会場で同時に行った将棋の最多対局数」ギネス世界新記録を懸けたイベント「二千局盤来2018」がイオンモール天童(天童市芳賀タウン北4)で10月14日、将棋駒生産量日本一の天童市で行われた。
この日は、北は北海道から、南は福岡県まで、3歳~92歳の将棋初心者から有段者までが参加。208張りの特設テントの下、制限時間内に4724人が2362局を達成し、2012年11月に開催された「将棋日本シリーズJTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」での記録1574局を上回り、ギネス記録に認定された。
市では同イベントに向けて、人間将棋等の各種イベントでのPRしてきたほか、夏休みを利用した市内各地区での小学生向け将棋教室を開催し参加者を募った。小学生向け将棋教室は25回、延べ860人が参加。当日は、小学校や少年野球チームなど、団体での参加も目立った。
天童市と友好都市の宮城県多賀城市からは有志約50人が参加。多賀城市職員の小林成伍さんは「将棋のイベントに参加したのは初。世代を問わず将棋好きが大勢集まり壮観だった。素晴らしいイベントに参加できてうれしい」と感想を話した。
両親と弟の4人で参加した鈴木悠介さんは「将棋はおじいちゃんとよく打つ。今日はお父さんとの対局だったが、勝てて良かった」と喜んだ。
天童市制施行60周年記念事業として行われた。市は今後、参加者全員の氏名を刻んだ記念碑を建てる予定。