山形のNPO「ぷらっとほーむ」(山形市緑町4)で現在、連続講座「LGBTを考える」が行われている。
2003年に発足した同NPOは、フリースペースの運営や、社会問題に関する学習会などを通して「若者たちの居場所/学びの場づくり」に取り組んでいる。
LGBTをテーマにしたドキュメンタリー映画「女になる」の上映会を10月に開催するに当たり企画した同講座は、。全5回の連続講座はこれまでに9月8日=「ジェンダーとは?」、15日=「LGBTとは?」の基礎知識にはじまり、19日=「セクマイ(セクシャル・マイノリティ)当事者の運動とは?」といった社会活動に関する紹介など3回行われている。
同団体代表理事の松井愛さんは「男らしさ、女らしさ、父親らしさ、先生らしさ、いろいろな『らしさ』が求められる社会。LGBTへの問題意識を通して、多様性を認める社会の実現に少しでも近づけていければ」と話す。
4回目以降の講座は、9月26日=「LGBT当事者への差別とは?」、10月3日=「現代日本の人権状況について」。1回のみの受講も可能。開催時間は17時~18時30分。参加費は200円。講座に関する参加申し込み・問い合わせは同NPO(水曜~土曜=13時~17時、TEL 023-664-2275)まで。
「女になる」の上映は、フォーラム山形(山形市香澄町2)で、10月5日~11日に行われる。上映時間は10時~と19時~の一日2回。料金は、前売一般=1,000円(高校生以下=当日券のみで800円、当日一般=劇場料金)。上映に関する問い合わせは山形県映画センター(TEL 023-641-0343)まで。