オーダーフラワーやウェディングフラワーなどを手掛ける「Atelier Momo(アトリエモモ)」が10月9日、山形市若葉町にショップをオープンした。
店には季節の生花や、ドライフラワー、花瓶やリボンなど、花に関する雑貨を並べるほか、オーダー品などを製作する作業部屋、レッスン室を併設する。
代表の木村聡美さんは茨城県出身で、幼い頃から生け花を習い、花に慣れ親しんできたという。大学進学とともに山形へと移り住み、卒業後は県内の生花店に勤務し、2011年に独立した。
店舗は持たず、アトリエでオーダー、ウェディングフラワーの製作、レッスンなどを行っていたが、「花好きな人がもっと気軽に立ち寄り、買える場所にしたい」との思いから、今年アトリエの一部を改装し、店舗をオープンした。
アトリエ名の「Momo」は、ドイツ人作家、ミヒャエル・エンデの代表作「モモ」に由来しているという。木村さんは「主人公のモモという女の子が、時間を盗まれ心の余裕を無くした人たちに、不思議な力で癒やしを与え時間を取り戻していくというストーリー。モモの物語のように、豊かな時間を過ごせる不思議な力を持った空間にしたい。ここに来た時だけでも、落ち着いてゆっくりしていただければ」と話す。
同店では花の販売のほか、毎月決められたテーマに沿って開催する少人数のワークショップや、時間やテーマが自由に決められる「花レッスン」、0歳から12歳の子ども向けの「花育クラス」など、花と植物の教室も充実させている。
店舗の営業は日曜・月曜・火曜のみ。営業時間は11時~18時。その他の日はレッスンやワークショップを随時開催している(木曜定休)。