山形に3月11日、ハワイの要素を取り入れた不定期営業のショップ「hibicafe lanai」（山形市長谷堂117）がオープンした。

店主の小関さん

店主の小関芽（こせき めぐみ）さんは東京生まれ東京育ちで、親の仕事の関係で高校時代はベルギーにも住んでいた。東日本大震災後、「自分でも何かの役に立てないかと考えるようになった」といい、2013年に夫の実家がある山形に転居した。

東京で製菓の仕事をしていた経験を生かし、お菓子作りを始めた小関さん。イベントで販売するうちに、「自分のお店を持ち、売っているものの説明をしっかりしたい」と考えるようになったという。そこで今回、以前から好きなハワイと山形を掛け合わせた商品を作り販売する店を開いた。

店舗は、夫の実家の裏にある、ホップを貯蔵するために使っていた小屋を改装。初めは夫も義父母も賛成しなかったが、小関さんの熱意を受けて次第に店づくりを手伝うようになったという。イベントで知り合った作家たちの協力も受け、オープンにこぎ着けた。

　中心商品は、リンゴ、トマト、ゴマなど山形の食材を使ったグラノーラ（6種類、各450円）。スパムおむすび（380円）や、ハワイから輸入したお菓子なども販売。作家が手掛けるハワイテイストの雑貨なども販売する。

小関さんは「カフェという看板を上げながら、まだドリンクメニューはない。店舗も改装途中なので、今後メニューも商品も充実させていきたい」と話す。

　営業日はFacebook、Twitter、ブログ等で知らせる。5月3日～5日は営業する。営業時間は11時～17時。