天童市に日本初の「省エネルギー集合住宅」-コミュニティーアパートメントとしての活用も

「COLON CORPO」の外観

「COLON CORPO」の外観

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「COLON CORPO(コロンコーポ)」(天童市長岡北3)で1月9日~11日、建物が消費するエネルギーを最小限に抑えるよう考えられた高機能集合住宅の一般公開が行われた。

オーナー宅1階の土間のような空間。

オーナーは市内のデザイン事務所「コロン」社長の萩原尚季さんと妻の節子さん。東北芸術工科大学が運営する「共創デザイン室」を通じ、建築家の竹内昌義さんにデザイン・設計を依頼し、昨年9月に完成した。木造3階建ての建物には、西側2~3階に賃貸住宅(約50平方メートル、1LDK)が4部屋、1階に同じ間取りのゲストルームとオフィス、東側の1~3階にオーナー宅を配置する。

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同アパートの特長は、徹底的にこだわった「断熱」。一般住宅の約3倍の厚みがある壁と、二重窓、樹脂サッシで高断熱高機密の魔法瓶のような構造を実現した。氷点下の日でも、夜に22度だった室温がエアコンを切った状態でも翌朝まで18度をキープしているという。数値が低いほど建物から逃げる熱量が少ないとされる「Q値(熱損失係数)」は0.88と、山形県の省エネの最高水準である2.4を大きく上回る。萩原さんによると、集合住宅でQ値が1を切る建物は同アパートが日本で初めてという。

ゲストルームは紹介制で利用することができ、入居者の家族や友人の来訪時に使用できる(有料)。オーナー宅1階には土間のようなスペースがあり、ギャラリーやイベント、集いの場としても活用していく予定。

「入居者だけでなく、外部とのつながりを積極的に持つことでエコアパートの機能をより多くの人に体感してもらいたい」と萩原さん。「コミュニティーアパートメント」として、人との交流やつながりが生まれるアパートメントを目指す。

賃貸住宅の賃料は1カ月7万3,000円~。入居者にはオーナーがこれまで収集した天童木工をはじめとするデザイナーズ家具を無料で貸し出す。