山形の「七日町ほっとなる広場公園」（山形市七日町2）で2月1日、「第12回七日町老舗料亭鍋まつり」が開催された。山形舞妓（まいこ）の演舞披露もあり、会場は大いに盛り上がった。

山形舞妓の演舞も

　2003年、主催の七日町商店街振興組合が40周年を迎えたことを期に始まった同イベント。12回目を迎えた今回は山形市の老舗料亭4店が出店した。各店100食限定で、それぞれ自慢の鍋を用意し、「料亭　のゝ村」は「寒鱈汁」、「料亭　四山楼」は「鴨汁」、「料理　千歳館」は「ぶりのかす汁」、「料亭　亀松閣」は「山形牛の角煮鍋」を各1杯300円で提供した。販売前から多くの市民が列を作って販売開始を心待ちにしており、約30分で全ての鍋が完売する盛況ぶりだった。鍋の販売開始前には山形舞妓の演舞披露もあり、行列に並ぶ客の目をくぎ付けにしていた。鍋の販売終了後にはお楽しみ抽選会も開かれた。

　自動車学校の合宿で山形市に来たばかりだという佐藤知穂さんと枡田瑶希さんは「うわさを耳にして食べに来た。山形の味を十分堪能できて良かった。免許を取ったら車で山形の鍋をまた食べに来たい」と話していた。