山形市のセブンプラザ（山形市七日町2）3階に7月7日、「燻製（くんせい）食堂 狼煙（のろし）」がオープンした。

「燻製醤油」や「燻製オリーブオイル」などのオリジナル商品

　オーナーは市内で2011年から薫製料理店「記念日」を経営していた渡辺大輔さん。10席ほどの小さな店ながら、薫製料理を求める人や常連客らでにぎわう店だった。2014年には法人化し、「燻製醤油（しょうゆ）」や「燻製オリーブオイル」などのオリジナル商品の製造、販売にも着手。今年に入り、新事業に専念するため一時休業し、同店を開いた。

　渡辺さんは「『記念日』は5年間営業してきてお客さまもついていたが、一人でやっていたため、新しい事業を成長させるために一時休業という道を選んだ。セブンプラザを盛り上げたいという気持ちもあった」と振り返る。

　同店の席数はカウンター、テーブル合わせ約15席。宴会などの希望があればゴザを敷いて座敷スタイルに変更し、30人近くまで対応する。

　ランチタイムには、「記念日」でも限定メニューとして提供し好評だったという「燻製まぜそばセット」（800円）を提供。希望者には自社商品の燻製醤油をかけた「たまごかけご飯」を無料で付ける。夜は酒類のほかに単品メニュー、コース料理（2,000円～）も用意する。

　渡辺さんは「たまごかけご飯は、燻製醤油の味見もかねて提供している。この店が軌道に乗り、人に任せられるようになったら、『記念日』の営業を再開し、昼、夜、オリジナル商品の3本柱で頑張っていきたい」と意気込む。

　営業時間は、昼＝11時30分～14時30分、夜＝17時～21時45分。定休日はセブンプラザの休館日に準ずる。