最上川に面した「白糸の滝ドライブイン」(最上郡戸沢村古口字土湯)に6月4日、最上の職人たちが作った暮らしの品を展示販売する常設コーナーがオープンした。
「最上を受け継ぐヒトとモノ」コーナーを新設した「白糸の滝ドライブイン」
最上地方と庄内地方を結ぶ国道47号線沿いにある同ドライブインは、最上川と対岸に見える「白糸の滝」のロケーションが人気のドライブインで、県内外から多くの人が足を運ぶスポットとなっている。
これまで庄内地域のものが中心だった土産コーナーの一角に、最上地域のものづくりを紹介する「最上を受け継ぐヒトとモノ」コーナーを新たに開設。新庄市在住のデザイナー、吉野敏充さんが中心となり2014年から取り組んでいる同プロジェクトでは、長沢和紙や、東山焼、蔓(つる)細工、木工品など、もともと地域にあった資源や技術を生かしながら、現代風にアレンジした暮らしの品を提案するほか、それを作る職人達にもスポットを当て、それぞれのものづくりストーリーを紹介している。
コーナーでは職人が作るカトラリーや、のし袋、盃、盆などの商品のほか、関連書籍などを並べる。商品は全てその場で購入できる。
吉野さんは「もともと山形にあったものに現代風のアレンジを加えている。本質を変えないことを大事にしている。庄内や県外から来る人に最上の作り手の事を知ってもらいたい」と話す。
営業時間は9時~18時。