![鶴岡市、松ヶ岡開墾場ウエディングのイメージカット](https://images.keizai.biz/yamagata_keizai/headline/1442399259_photo.jpg)
山形で9月から、ブライダルプロジェクト「絹麗(きぬれい)」が本格始動した。
鶴岡シルクを使ったオーダーメードドレス製作や、常識にとらわれない会場での新しい結婚式をプロデュースする同プロジェクト。プロデュース会社「スイングバイ」(山形市香澄町2)代表の前田貴之さん、ヨシオ美容室の荒井はる菜さん、佐藤絵菜さんの3人が中心となり、新郎新婦のニーズ支援を行う。
プロジェクトチームには、「アル・ケッチァーノ」(鶴岡市下山添一里塚)オーナーシェフの奥田政行さんをはじめ、山形在住のデザイナーやカメラマンなどが参加。式場、衣装、料理、引き出物、ペーパーアイテムなど全てを新郎新婦の希望に合わせてプロデュースするという。
荒井さんは「同じ結婚式でも、こだわるポイントは人によって違うはず。同じ料金でやるとしても、細やかな濃度調整が『絹麗』ならできる。決してチープではなく、その道のプロが集まり新郎新婦の思いを形にする、世界にたった一つの結婚式を作りたいと考えたのがきっかけ」と話す。
ウェディングドレスは「鶴岡シルク」「キビソ(カイコが最初に吐き出す糸)」「オーガニックコットン」などの素材選びから始まり、服飾デザイナーと共に、花嫁の希望に添ったオリジナルドレスをオーダーメードするほか、鶴岡シルクのウェディングドレスのレンタルや、和装レンタルなどのプランも用意する。
式場は、「鶴岡シルクの象徴の地」と言われる松ヶ岡開墾場(鶴岡市)をはじめ、カフェや焼き肉店など、通常の結婚式では使わないような会場も積極的に取り入れていくという。
荒井さんは「新郎新婦のワクワクを、私たちも共有したい。式のアイディアを練っているときは楽しくてしょうがない。山形には良い土壌があるし、素敵な人がいっぱいいるので新郎新婦から種をもらい、そこから素敵な花を咲かせられれば」と意気込む。
問い合わせはヨシオ美容室グループ(TEL 023-642-3297)まで。