旧ハイジアパーク南陽外観

南陽市では、旧ハイジアパーク南陽の施設を活用し、事業を行う事業者を募集している。

旧ハイジアパーク南陽は、平成４年に市の温泉保養施設としてオープンしたが、慢性的な赤字に加え、コロナ禍による入場者数の激減から令和３年３月で閉館となった。
令和２年３月２７日に「公の施設である『ハイジアパーク南陽』については、令和２年度中に、民間事業者へ譲渡することも含めて継続する方法を模索し、継続することが不可能な場合は、事業を停止する」ことを公表し、公開プロポーザルを実施し令和３年９月１７日付けで民間事業者に譲渡した。
しかし、コロナ禍や建設資材の高騰などの社会情勢の変化に加え、施設内からアスベストが検出されたことから、民間事業者より契約解除の申入れがあり、議会の同意を得て令和６年６月４日付けで市へ返還された。

返還後、市では副市長をトップとする「プロジェクト会議」を開催し、今後の検討を行うとともに、市内事業者に旧ハイジアパーク南陽の活用に関する意向調査を令和６年８月に実施。具体的な事業にいたる提案はなく、旧ハイジアパーク南陽の活用に興味のある事業者を令和７年１月１５日（水）まで、全国に募集することとなった。旧ハイジアパーク南陽については、温泉保養施設としてオープンしたが、今回募集する事業では使用用途は定めていない。

旧ハイジアパーク南陽の概要は以下のとおり。事業の提案内容に応じて、修繕費など支援を検討する。また、売買を基本とするが、貸与することも可能

旧ハイジアパーク南陽の活用に関するお問合せは、商工観光課観光ブランド係まで

【旧ハイジアパーク南陽の概要】
　・竣工年度　　平成４年度
　・土地面積　　119,966.22平方メートル
　・建物概要　　鉄筋コンクリート造（地上２階建）　　延床面積　4,800.03平方メートル
　・総事業費　　４１億７，０００万円《平成元年度～平成４年度》