株式会社DMC天童温泉(本社:山形県天童市、代表取締役:山口敦史)は、日本遺産「山寺と紅花」推進協議会および地域の関係者と連携し、神職とめぐる最上紅花の朝摘みと紅餅づくり-谷地八幡宮正式参拝とシェフ特製の朝ごはん付き-の予約受付を開始しました。

今年3年目の開催。7月上旬の紅花が咲く時期に、早朝から紅花を摘み、洗い、染料となる紅餅にする体験プログラムです。朝仕事の後には、温泉入浴とシェフ特製の紅花を使った朝ごはんも付いています。江戸時代、山形の経済基盤を築いた紅花に触れながら、当時の状況を想像しながら想いを馳せつつ、日本遺産「山寺が支えた紅花文化」の構成文化財でもある紅餅の製作技術を体験していただきます。最後に、参加者で作った紅餅を谷地八幡宮に奉納します。

7月上旬に咲き誇る山形県の県花「紅花」
かつて日本の女性を魅了した紅(べに)の原料は紅花で、山形県では江戸時代に盛んに栽培され、「最上紅花」として高値で取引されていました。
紅花の色素はほとんどが黄色で、わずか1%の赤が貴重な天然の紅色となり、着物や化粧品に使われていました。明治以降は化学染料の普及や戦争の影響で衰退しますが、戦後に保管されていた種が見つかり再興が進みます。
1982年には県の花に制定され、2018年に「山寺が支えた紅花文化」が日本遺産に、2019年には日本農業遺産に認定。現在は教育・食・観光など様々な分野で活用され、山形を象徴する存在として官民連携で価値の再発見と活用が進められています。
一方で、歴史的背景とストーリーがある紅花を観光資源として十分に活用ができていない、またはその価値や魅力をしっかり伝えられていないという課題があり、本プログラムの造成と販売に至りました。
より多くの方に単に紅餅をつくるという体験以上に、歴史・文化・自然・そして地域の人々の想いや暮らしぶりを感じていただくことで紅花のブランド力を向上させながら山形県の唯一無二の魅力として今後さらに発展させていく狙いです。

発酵した紅花の乱花
今回、本プログラムで参加者をご案内するのは谷地八幡宮の神職である林重紘氏。林家では、日本遺産「山寺が支えた紅花文化」の構成文化財である「林家舞楽」を伝承されています。そして、その林家舞楽に用いられるのが鮮やかな紅花染めの衣装です。
谷地八幡宮の林氏から紅花、紅餅、林家舞楽の話を聞きながら、昔ながらの紅花の朝摘みと紅花を染料にするための紅餅づくりを体験することができます。
また、プログラムの最後には谷地八幡宮拝殿にて作った紅餅を奉納し、正式参拝を執り行います。
この機会だけの特別なプログラムです。

谷地八幡宮神職の林氏
開催日程(4日間限定)
2025年
7月8日(火)
7月9日(水)
7月11日(金)
7月12日(土)
スケジュール
05:30 天童温泉トラベラーズラウンジ 集合・出発
06:00 紅花畑で説明後、摘み取り開始
07:40 ひなの湯で温泉入浴・着替え
08:45 紅花畑で朝ごはん
09:30 谷地八幡宮で紅餅作りプログラム(お祓い→紅振り→紅餅づくり→奉納と正式参拝)
12:45 冷たい肉そばの昼食
14:00 紅花資料館の見学
15:30 天童温泉トラベラーズラウンジ 到着・解散
※上記のスケジュールは、送迎付きのプランとなります。マイカーで現地集合・解散をご希望の方の料金設定もございます。
料金
天童温泉から無料送迎付き(昼食+紅花資料館の入館付き)
ひとり15,000円(税込)
マイカーで現地集合・解散(谷地八幡宮で解散)
ひとり13,500円(税込)
人数
最少催行人員2名 / 最大8名
その他、詳細および予約は専用ツアーページにて。
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早朝6:30頃、紅花畑で紅花を摘む様子
?TENDODAYS
「生のやまがた体験を通じて一生ものに出会う旅」をコンセプトに、天童温泉を起点とした地域の方々とつくる特別な体験型ツアーを企画・運営しています。
?DMC天童温泉
天童温泉の旅館経営者が立ち上げた地域経営会社。(DMCは、Destination Management Companyの頭文字をとった略称)「競争ではなく共創」をモットーに、個々の旅館だけではなく、エリアの魅力を磨き上げてより多くの方に何泊でも何度でもお泊まりいただけるような観光地域づくりを推進しています。
所在地 〒994-0025 山形県天童市鎌田本町2-5-43
電話 023-654-6699
URL
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