プレスリリース

史上初!8人の落語家が、山形・福島・宮城で「ご当地落語」を再演。計11回のご当地落語 東北ツアー開催決定!

リリース発行企業:地元落語協議会

情報提供:


ご当地落語2024

地元落語協議会では、地域の魅力から新たな落語を創作する「ご当地落語」プロジェクトを行なっている。2021年には山形と福島の5温泉地に落語家が滞在し、全24席の新作落語を創作し、落語会を行なった。2022年には宮城県や長崎県などでご当地落語を創作、落語会を行なった。

今回は、これまでにできた「ご当地落語」を演者を変えて披露する。
山形・福島・宮城の旅館を会場に全6箇所・計11回の落語会を開催する。
また、オンラインでの生配信も行い、全国の落語ファンにご当地の魅力を発信する。


2021年、赤倉温泉での落語会



「ご当地落語」とは

 古くから受け継がれてきた噺は「古典落語」と呼ばれ、最近の落語家の創作によるものを「新作落語」と呼びます。落語家が、訪れた土地を舞台に地元住民と交流し、聞いた話を根多(ネタ)にして創作した新作落語が「ご当地落語」です。

 今回の「ご当地落語」は、真打の立川志獅丸、鈴々舎馬るこなど8人の落語家を東京から招聘。山形・福島・宮城で創られた「ご当地落語」を創作者とは異なる落語家が再演します。

 落語会は、山形県の小野川温泉、赤倉温泉、福島県の土湯温泉、芦ノ牧温泉、岳温泉、宮城県仙台市の旅館で披露されるのに加えて、オンラインでの配信により全国からご覧いただくこともできます。
 各宿で2名の落語家が「ご当地落語」を披露します。

最優秀ご当地落語は後日、YouTubeでフルで公開します。
ご当地落語 ユーチューブチャンネル https://www.youtube.com/@gotochi_rakugo
 

前回、小野川温泉での最優秀ご当地落語「鰯地蔵」



「ご当地落語」開催の背景

 「ご当地落語」の発祥は、山形県米沢市小野川温泉にある「鈴の宿 登府屋旅館」。
 この宿では、以前から宿泊者向けに落語会を開催してきました。しかし長引くコロナ禍で観光客も遠のき、落語会も開催できない状況が続いていました。周辺の施設も同様に窮地に立たされる中、「宿も落語家も忙しくないからこそできることはないか?」と生まれたのが「ご当地落語」でした。落語家さんが滞在し、地元の魅力で落語を創り、全国の皆さんに知っていただく、起死回生の発想でした。

 「ご当地落語」で落語家が新たに作成した落語の台本はWEBサイト上に公開し、自由に閲覧可能にしました。このように新作落語の台本が公開されることは大変珍しく、その背景には、若い方には特に馴染みがないと感じられる落語を、より多くの方に身近に感じてほしい、落語を気軽に楽しむきっかけにしてほしい、やってみたい方は自由に演じてほしいという想いがあります。

今回は、創作者ではない落語家が「ご当地落語」を演じます。
前回の様子は、ツイキャスにて有料で視聴可能ですので、ぜひ見比べてお楽しみください。

演目一覧は以下のとおりです。


誰でも自由に演じていいのが「ご当地落語」の特徴


地元落語協議会 代表 からのメッセージ

 「生の落語は東京で。」
 私が落語を好きになったのが2009年。当時、地方では滅多に落語会がなく、山形から新幹線に乗って寄席に通いました。同じ新幹線代をかけるなら落語家さんに乗ってもらって旅館に呼んで落語会を開催しよう。そんな公私混同がきっかけで落語家さんとのご縁ができ、近くの温泉宿も巻き込み、落語ツアーを毎年行いました。その数、8温泉102回。
 2020年、突然のコロナ禍。周囲の目もあり、東京からわざわざ人を呼ぶなんてできませんでした。少し落ち着きはじめた頃、「どうせやるなら自分たちが生まれ育った街を落語にしてもらおう!」という無理難題をお願いしたら、師匠方に快諾いただきました。落語と観光、コロナ禍の負け組による史上初の挑戦でした。
 ちょうど感染者が少ないタイミングと重なり、落語会をリアル開催できました。とはいえ、当時はソーシャルディスタンスとマスクのご時世。収容の半分以下の人数での実施でした。
 2024年、ようやくフルスペックでご当地落語を開催できます。ぜひ「あの人が語るあの人の噺」を聞きにいらしてください。
                              地元落語協議会 代表 遠藤 直人


「ご当地落語」開催概要
~ 前 半 ~

【第1回 芦ノ牧温泉】
開催日時:2024年 11月4日(月) 15:00~17:00
開催場所:福島県 芦ノ牧温泉 大川荘
出演:鈴々舎馬るこ/立川かしめ
定員:200名 ※オンライン視聴除く
電話:0242-92-2111

【第2回 小野川温泉】
開催日時:2024年 11月5日(火) 19:00~21:00
開催場所:山形県 小野川温泉 鈴の宿 登府屋旅館
出演:鈴々舎馬るこ/立川かしめ
定員:30名 ※オンライン視聴除く
電話:0238-32-2611

【第3回 岳温泉】
開催日時:2024年 11月6日(水) 19:00~21:00
開催場所:福島県 岳温泉 お宿 花かんざし
出演:立川志獅丸/立川かしめ
定員:20名 ※オンライン視聴除く
電話:0243-24-2110

【第4回 土湯温泉】
開催日時:2024年11月7日(木)19:00~21:00
開催場所:福島県 土湯温泉 YUMORI ONSEN HOSTEL
出演:立川志獅丸/立川かしめ
定員:100名 ※オンライン視聴除く
電話:024-595-2170

【第5回 仙台】
開催日時:2024年 11月8日(金) 19:00~21:00
開催場所:宮城県 仙台市 ビジネス旅館さとや
出演:立川志獅丸/立川かしめ
定員:15名 ※オンライン視聴除く
電話:022-772-3153

【第6回 赤倉温泉】
開催日時:2024年 11月9日(土) 19:00~21:00
開催場所:山形県 赤倉温泉 三之亟
出演:立川志獅丸/立川志ら門
定員:30名 ※オンライン視聴除く
電話:0233-45-2301

~ 後 半 ~

【第7回 赤倉温泉】
開催日時:2024年 12月18日(水) 19:00~21:00
開催場所:山形県 赤倉温泉 三之亟
出演:柳亭信楽/三遊亭萬丸
定員:30名 ※オンライン視聴除く
電話:0233-45-2301

【第8回 小野川温泉】
開催日時:2024年 12月19日(木) 19:00~21:00
開催場所:山形県 小野川温泉 鈴の宿 登府屋旅館
出演:柳亭信楽/三遊亭萬丸
定員:30名 ※オンライン視聴除く
電話:0238-32-2611

【第9回 土湯温泉】
開催日時:2024年 12月20日(金) 19:00~21:00
開催場所:福島県 土湯温泉 山水荘 (注:姉妹館になります)
出演:柳亭信楽/三遊亭萬丸
定員:100名 ※オンライン視聴除く
電話:024-595-2141

【第10回 岳温泉】
開催日時:2024年 12月22日(日) 19:00~21:00
開催場所:福島県 岳温泉 お宿 花かんざし
出演:桂竹千代/柳家緑助
定員:20名 ※オンライン視聴除く
電話:024-595-2170

【第11回 芦ノ牧温泉】
開催日時:2024年 12月23日(月) 15:00~17:00
開催場所:福島県 芦ノ牧温泉 大川荘
出演:桂竹千代/柳家緑助
定員:200名 ※オンライン視聴除く
電話:0242-92-2111



岳温泉にて取材風景


■チケット

・落語会のみのご参加  現地にて観覧 1,500円(税込)
  →開催施設にお電話でご予約ください

・落語会+宿泊でのご参加  現地にて観覧 1,000円(税込)
  →開催施設にお電話でご予約ください
  ※インターネットで宿泊予約してから電話で落語会を確保するとスムーズです。

・オンライン視聴 1,500円(税込)
  →ツイキャス ご当地落語プロジェクト にてご視聴ください


■WEBサイト  https://gotochi-rakugo.jp/

■公式X (Twitter)  @gotochi_rakugo

■YouTube   https://www.youtube.com/@gotochi_rakugo

■ツイキャス(生放送とアーカイブ) https://twitcasting.tv/gotochi_rakugo/shop
         過去の落語会も視聴できます。

■インスタグラム https://www.instagram.com/gotochi_rakugo/

■お問い合わせ  地元落語協議会  TEL 0238-32-2611
  ※宿泊や予約状況については、開催施設にお問い合わせください。


オリジナル手ぬぐいにサイン会も行います


出演落語家紹介




〈落語立川流 真打〉立川 志獅丸
2002年5月立川志らくに入門。前座名を「らく太」。2012年4月二つ目に昇進し「志獅丸」に改名。2014年3月第13回さがみはら若手落語家選手権初出場初優勝。2019年7月令和初の立川流真打に昇進。Bリーグ「ALVARK TOKYO」の番組など、ラジオパーソナリティも務める。






〈落語協会 真打〉鈴々舎 馬るこ
2003年鈴々舎馬風に入門。2013年NHK新人演芸大賞受賞。2017年真打昇進。「笑点」若手大喜利メンバー。ラジオパーソナリティ。企業落語制作請負人。真打昇進直後より、鈴本演芸場、新宿末広亭、池袋演芸場でトリを務める。古典落語に現代的センスを取り入れた爆笑落語で活躍中。






〈落語芸術協会 ニツ目〉桂 竹千代千葉県旭市観光大使。2011年明治大学大学院古代日本文学専攻修士課程修了。2011年7月、桂竹丸に入門、前座「竹のこ」。2015年9月、二ツ目昇進、「竹千代」。2019年3月、第18回さがみはら若手落語家選手権優勝。資格・文学修士(マスター)、学芸員、温泉ソムリエ、神社検定1級。大学・大学院で古代史を学んだ「古代史マスター落語家」として活動。著書:『落語DE古事記』幻冬社2019







〈落語立川流 ニツ目〉立川 志ら門
2013年11代目桂文治に入門。(桂しゃも治)その後破門。2014年立川志らくに入門。破門された過去から破門(立川志ら門)となる。2018年二ツ目に昇進。2019年師匠の逆鱗に触れ前座に降格。2020年二ツ目に復帰。ワタナベエンターテイメント所属。






〈落語協会 ニツ目〉柳家緑助
2013(平成25)年3月16日柳家花緑に入門。2015年1月21日前座となる。前座名「緑助」。2018)年11月1日二ツ目昇進。趣味は深夜ラジオリスナー。







〈落語芸術協会 ニツ目〉柳亭 信楽2014年6月 柳亭楽輔に入門「楽ちん」。2018年8月中席より二ツ目昇進「信楽」となる。2021年11月 ご当地落語「土湯温泉」
YUMORI ONSEN HOSTEL賞。2021年12月 ご当地落語「赤倉温泉」文化庁賞。2023年 渋谷らくご創作大賞2023 受賞。
特技:洋楽カラオケ(クイーン他)。学歴:慶應義塾大学商学部卒業。元気な時でも「体調悪そうだね。」と言われる逸材。







〈落語立川流ニツ目〉立川 かしめ
25歳で脱サラし、広告代理店営業から落語家へ転身。立川志らく門下立川こしらの弟子となる。厳しい立川流の修行を経て2020年4月に二つ目に昇進。コロナ禍にも負けず披露興行を落語界で初めて配信で行う。現在はYouTubeはじめ様々な配信媒体にて活動を広げている。落語だけでなく、MCや司会など幅広く活躍中。






〈落語立川流ニツ目〉三遊亭 萬丸
埼玉県鴻巣市出身。明治学院大学心理学部心理学科を4年半かけて卒業後、2016年2月四代目三遊亭萬橘に入門「まん坊」。2019年11月二ツ目昇進 「萬丸」。特に目立ったことはしないけれども、常にそこにいる人を目指し活動中。





サポーター



〈フォトグラファー〉 武藤 奈緒美ご当地落語 オフィシャルフォトブックを作製します!
茨城県日立市出身。大学卒業後、フォトスタジオやフォトグラファーのアシスタントを経て2001年頃独立。2003年、雑誌の江戸時代企画に撮影で関わったのがきっかけで落語を知り、その後の撮影で関わることになり、今にいたる。人物にまつわる撮影が好き。
趣味は読書。





温泉地紹介


稽古風景
1.山形県 小野川温泉米沢には名湯・秘湯が八つあり「米沢八湯」と呼ばれています。1,200年の歴史をもつ小野川温泉は、小野小町ゆかりの美肌の湯として知られ、13件の宿が軒を並べます。3種類の蛍が棲む自然豊かな温泉地。全ての宿が源泉100%掛け流し。こじんまりとした温泉街は散策におすすめ。





「ガマ仙人」
2.山形県 赤倉温泉山形県北部の宮城県の県境と近く、9件の宿がある赤倉温泉は、貞観5年に慈覚大師円仁によって開湯されたといわれています。その昔、松尾芭蕉が2泊逗留した「封人の家」や山刀伐峠を抱える歴史ある温泉です。各宿が自家源泉を持ち湯量が豊富。低張性弱アルカリ性高泉の泉質は癖も少なく親しまれています。





その土地の人も土産も落語に
3.福島県 土湯温泉土湯温泉は、全域が磐梯朝日国立公園に指定されている豊かな自然環境にあります。また東北3大こけし発祥の地として、伝統と歴史のある温泉地です。また、土湯温泉では、東日本大震災からの復興再生のため、小水力発電やバイナリー発電を通じ、再生可能エネルギーによる地域おこしに励んでいる地域です。





鐘撞堂
4.福島県 芦ノ牧温泉会津若松市の南に位置する山と緑に囲まれた、自然をたっぷり満喫できる玄関口として親しまれてきた芦ノ牧温泉。開設は古く千数百年前とされており、その昔行き着くのが困難だった為「幻の温泉 郷」と伝えられてきました。雄大な自然の中で会津の四季を肌で感じながら、時間を忘れてゆっくりと寛げます。






地元アーティストとのコラボ
5.福島県 岳温泉磐梯朝日国立公園、あだたら高原に位置する「岳温泉」。自然に囲まれつつも、昔ながらの温泉街の風情も感じられます。温泉は安達太良山、標高1,500mにある源泉地から約8km引き湯をしており、引き湯の長さは日本ーです。泉質は日本でも珍しい酸性泉で慢性皮膚病など、美肌効果も期待できます。





■あなたの街でもご当地落語を
あなたの知っている街や組織の魅力で落語を創ってみませんか?

例えば…
・お住まいの地域の魅力を落語にしたい!
・母校の思い出を落語にしたい!
・会社の紆余曲折を落語にしたい!

プロの落語が地域を訪れ、取材し、創作し、新作落語に仕上げます。
落語会で地域にお披露目し、インターネットで世界へ、そして後世へ残ります。

敬老行事や周年事業など、「落語になること」を通して魅力を再認識。
「ご当地落語」を作ってみたい方はお気軽にお問い合わせください。


■最後に
ご当地落語2024。
8人の落語家にとっては、全員が新ネタのネタ下ろしになります。
彼らの奮闘にぜひご期待ください。

最新情報は、公式Xにて。








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