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山形・長沼酒造がアニメーターとコラボ オリジナルキャラをラベルに

純米大吟醸酒「惣邑 雪女神」を紹介する長沼酒造の長沼真知子さんと長沼伸行さん

純米大吟醸酒「惣邑 雪女神」を紹介する長沼酒造の長沼真知子さんと長沼伸行さん

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 長沼酒造(長井市十日町1、TEL 0238-88-2007)が4月18日、純米大吟醸酒「惣邑(そうむら) 雪女神」の販売を始めた。

純米大吟醸酒「惣邑 雪女神」

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 1916(大正5)年創業の同社。2020年6月から、山形県産の酒造好適米「雪女神」で仕込んだ純米大吟醸酒の販売を始めた。昨年4月にも販売し、今回で第3弾となる。杜氏(とうじ)の長沼伸行さんは「雪女神は大吟醸向けに開発された酒米で、華やかな香りと甘みを楽しめる。本商品は、爽やかな後味も感じる仕上がり。昨年に続き、全国新酒鑑評会で入賞をいただいた」と自信を見せる。

 同商品のラベルデザインは、2020年の第1弾から「化物語シリーズ」や「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」などのアニメを手がけたアニメーターの渡辺明夫さんが担当している。日本酒好きの渡辺さんと同社は2017(平成29)年から交流があり、酒蔵の見学にも訪れているという。

 長沼さんは「渡辺さんと出会ったころと雪女神が登場したのが同時期。渡辺さんが描く女性キャラクターは魅力的なので、雪女神の名前にもピッタリだと思いデザインをお願いした」と説明する。渡辺さんは、長井市の風景や、市内の三淵渓谷に伝わる「卯(う)の花姫伝説」などを参考に、背中から羽が生えた女性のオリジナルキャラクターをデザインした。

 長沼さんは「瓶の透明部分を生かしたデザイン。これまでに販売したものと合わせ、3本で一つのコンセプトになっている。ラベルを目的に、毎年欠かさずに購入してくれる方もいて、日本酒に興味がない方から目を向けていただくきっかけになることも多く、新たな層へのアプローチにもなっている。今後もリリースしていければ」と話す。

 価格は720ミリリットル入り=4,400円。

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