「わかぜ初市」が1月10日、旧大沼山形本店(山形市七日町1)前で行われる。主催は七日町商店街振興組合と山形市都市振興公社。
山形市で江戸時代から続く伝統行事の「初市」は、七日町通りを会場に毎年1月10日に行われてきた。縁起物とされる「かぶ」や「白ひげ(アサツキ)」などの野菜、「初あめ」「だんご木」などを販売する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、今年は県郷土館「文翔館」で規模を縮小して開催する。
「乃し梅本舗 佐藤屋」の佐藤慎太郎さんがイベントを企画した。「わかぜ」は若者を指す「若勢」のことで、佐藤さんが県内の若手商店主や作家に呼び掛け、賛同した有志らが集まり初市に合わせて行う。
出店(カッコ内は販売物)は、「乃し梅本舗 佐藤屋」(初あめと菓子)、「カフェフクダエン」(日本茶ドリンク)、「蔵六面工房」(張り子)、「吉勝」(家飾り)、「hibicafe」(ハワイアングラノーラ)、「布施猫笑店」(陶製品)、「ナル」(花と植物)の7店。このほか、七日町エリアの参加店による福袋販売、地元商店の子どもたちによる「福引屋ちびっ子」出店を展開する。
佐藤さんは「県内各地から個性的な店が集まった。初市が行われず寂しい街中ににぎわいを創出し、街への刺激になれば」と意気込む。
開催時間は10時~16時。