オーガニックコットン衣料品ブランド「＆O（アンドオー）」の展示会「春夏コレクション 風をまとう」が5月27日、「gura（グラ）」（山形市旅篭町2）のラウンジホールで始まった。

舞踊家・加藤由美さんによるコンテンポラリーダンス

　1946（昭和21）年に創業した婦人服のオーダー専門店「アンドー洋装店」（山形市本町1）のオリジナルブランド。高級素材のオーダー服のほか、ウエディングドレスやオペラなどの舞台衣装も手掛ける同店3代目の久我友紀さんが立ち上げた。

　久我さんは「子どものアトピーなどをきっかけに地球環境のことを調べる中でオーガニックコットンと出合った。良さを広く知っていただきたいと思い、オーガニックコットンの衣料品を製作し、1999（平成11）年から展示販売を始めた」と説明する。これまでに「春夏」と「秋冬」の年2回のペースで展示会を行ってきたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で開催できなかった。山形での展示会は2019（平成31）年3月以来となる。

　今回の展示会では、オーガニックコットンを使ったブラウスやスカート、マスクなど約80点を展示する。オープニングイベントでは、久我さんが製作した衣装を着た舞踊家・加藤由美さんがコンテンポラリーダンスを披露した。音楽は山形市を中心に活動する藤野恵美子さんが担当した。加藤さんは「着ていることを忘れるような着心地。羽が生えているような軽やかさを表現できればと思いながら踊った」と笑顔で話す。

　同ブランドでは5月26日から、ホームページで衣料品の販売を始めた。久我さんは「今までも小物の販売はしていたが服の取り扱いは初めて。まずは、今まで購入いただいたお客さまに利用していただき、徐々に広がっていけば。コロナ禍でもできることを考えていきたい」と話す。

　開催時間は11時～16時（最終日は15時まで）。オープニングイベントの様子を編集した動画は6月10日にホームページで公開する。問い合わせはアンドー洋装店（TEL 023-623-8232）まで。

　展示会は5月29日まで。