「おかげさま文房具店」が12月15日、上山市鶴脛町にオープンした。
「ゆくゆくは昔ながらの駄菓子屋の店主のような存在になりたい」と話す土屋稚さん
子どものころから文房具を集めるのが好きだったという店主の土屋稚さんが、自宅の物置小屋を店舗に改装した同店。
土屋さんは「小学生の時には週一回のペースで筆箱を替えていたほどの文房具好き。昨年9月に『山形文房具会』を立ち上げ、山形県内の愛好家が集まるイベントなどを開いてきた。もっと広く文房具の魅力を発信したいと思い店を出した」と話す。
店舗面積は約5坪。「並べた文房具の魅力が引き立つように」と特注した棚には、土屋さんがコレクションしてきた筆箱やえんぴつをはじめ、県外の印刷会社から取り寄せた折り紙、メモ帳、海外の文房具など約200点を並べる。
米沢市在住のイラストレーター、mizutamaさんが手掛けたオリジナルグッズも販売する。店内には文房具に関する書籍の棚も設ける。年明けには通信販売も開始する予定。
土屋さんは「開店初日には私と同世代くらいの方が親と一緒に来店してくれた。60代以上の方は懐かしく、若い方は逆に新しく感じると思う。幅広い世代の方に楽しんでいたける店にしたい」と意気込む。
営業時間は10時~16時。火曜定休。