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山形駅前でライブペイント テラス席空間使い東北芸工大生らが合作

カフェ「Day & Coffee」前で行われたライブペイントの様子

カフェ「Day & Coffee」前で行われたライブペイントの様子

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 カフェ「Day & Coffee(デイアンドコーヒー)」(山形市香澄町1)の店の前で8月20日と22日、ライブペイントが行われた。

ライブペイントで完成した作品

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 同店が店を構えるJR山形駅前の通称「すずらん通り」は、新型コロナウイルスにより影響を受けている飲食店の支援などを目的とした国の規制緩和を利用し、「商店街テラス化プロジェクト」を実施している。8月30日までの17時~22時の5時間、通常は利用できない歩道にテーブルと椅子を置き、テラス席として使う。ライブペイントは同店のテラス席スペースを利用して同時間帯に行った。

 店主の追沼翼さんは「新型コロナウイルスの影響で街に出る人が少なくなったが、歩道をテラス化し外に人がいることで、街なかのにぎわいや安心感を生み出せると思う。当店の営業時間は20時までのため、テラス化している22時まで何かできないかと考え、営業時間外の取り組みとして企画した」と話す。

 ライブペイントに参加したのは東北芸術工科大学の1~4年生で、関越河さん、伊藤寛晃さん、渡邊涼太さん、勅使河原和貴さん、阿部未歩さん、和田峻成さん、石和田竜生さん、加藤愛菜さんの8人。「Frashing Physical Sensation(閃光する身体感覚)」をテーマに、100号サイズのキャンバスと椅子に見立てたオブジェにアクリル絵の具などでペイントした。

 同大4年で日本画を専攻する関さんは「それぞれがテーマに沿って、街の空気を感じながら思いのままに描いた。通り掛かった方にも参加していただき、それぞれに影響を与え合った作品になったのでは」と話す。

 追沼さんは「学生の活動がオンライン化を余儀なくされている中、開かれている場所で活動ができて良かった。日常ではアートに触れることが少ない方からも、足を止め制作する様子を見ていただけ、良い機会になったのでは」と振り返る。

 完成した作品は今後、街なかイベントなどでの展示を予定している。

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