天童市や山形市に店を構える定食店「大盛や もり達」が6月18日、10周年を迎えた。
「大盛や もり達」で提供する「チキンカツ&もも鶏唐ミックス定食」
アパレル店やカフェの経営などに携わってきた山形市出身の山家彰博さんが2010(平成22)年にオープン。現在は、1号店の天童店(天童市北目3)のほか、山形桧町店(山形市桧町4)、仙台駅東口店(宮城県仙台市宮城野区榴岡4)の3店舗を展開する。
山家さんは「定食店は年齢を問わず食べに行くことができ、それぞれの思い出の味になれると思う。親に連れられて来店していた子どもが、年月がたち自分の子どもを連れ訪れていただけるような、世代を超えて長く愛される飲食店を目指したいと思いオープンした」と話す。
メニューは、「もも鶏唐定食」(唐揚げ7個=890円)、「ダブルチーズもも鶏唐定食」(唐揚げ7個=990円)、「明太マヨもも鶏唐定食」(唐揚げ7個=990円)、「チキンカツ定食」(6枚=990円)など。唐揚げの個数は3個と5個、チキンカツの枚数は2枚と4枚も選べる。「満腹になって帰ってほしい」という思いから量は多く、定食の唐揚げは鶏もも肉約2枚分となる7個をベースとし、ご飯、みそ汁、キャベツはお代わり自由。
山家さんは「大盛りがおもてなしの形だと考えている。小学生以下のお子さまとは、取り分けて食べていただいてもOK。唐揚げはオーソドックスな味付けをベースとしているので、チーズや明太マヨとも相性がよく人気」と話す。
1月18日には、新業態となる唐揚げ居酒屋「こちら天童市天童温泉街 もり達出張所」を天童温泉屋台村「と横丁」(天童市鎌田本町1)にオープンした。定食メニューはないが、「大盛や もり達」と同様の唐揚げのほか、餃子や馬刺し、ビールや地酒などのアルコールを提供する。
山家さんは「新型コロナウイルスの影響で休みにしていた期間もあったが、たくさんのお客さまに支えていただいていることを改めて実感することができた。お客さまだけでなく、働いている人も幸せになれる店づくりを目指したいと思い、現在、フランチャイズ化も進めている。今後もたくさんの方に愛される店を目指していきたい」と話す。