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山形・天童の果樹園が全7回の果物頒布会 フードロス削減目指し企画

やまがたさくらんぼファームの矢萩美智さん

やまがたさくらんぼファームの矢萩美智さん

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 やまがたさくらんぼファーム(天童市川原子)が運営する「王将果樹園」で4月21日、8種類の果物を定期的に届ける「ワケあり倶楽部」の申し込みが始まった。

王将果樹園のハウスで実るさくらんぼ

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 「ワケあり倶楽部」は形や大きさがふぞろいだったり、若干の傷があったりするなど、味には問題ないが贈答品などには適さない果物を6月から12月までの6カ月間で全7回届ける頒布会。さくらんぼからスタートし、すいか、桃、ぶどう、庄内柿、ラ・フランスなど8種類の果物を合計42キロ届ける。

 同社では約20年前から旬の時期に合わせ、贈答品などには適さない果物を観光果樹園の店頭で販売し人気を集めていた。一方、今シーズンは新型コロナウイルスの影響により来園者数の大幅減が予想されており、最大で約3トンの廃棄果物が生じることが予想されるという。

 やまがたさくらんぼファームの矢萩美智社長は「旬の果物が定期的に届くことで、果樹園で果物狩りをした気分になってもらうと共に、フードロス削減にもつなげられればと思い企画した」と話す。

 価格は2万8,567円(送料込み)。「2(フルーツ食べて)、8(やっつけろ!)、567(コロナ)」のメッセージも込めた。

 矢萩さんは「主旨に賛同して購入してくださる方が多くうれしい。商品を発送する際には、果樹園の状況などさまざまな情報を同封する予定。コロナが収束したら、ぜひ天童に遊びに来ていただければ」と話す。

 申し込みは王将果樹園ホームページで5月31日まで受け付ける。

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