高級食パン専門店「許してちょんまげ」(山形市双葉町1、TEL 023-676-8111)が3月27日、店舗内覧会を行った。
ベーカリープロデューサーの岸本拓也さん(左から3番目)、清川屋の伊藤秀樹社長(右から4番目)
山形県の特産品開発や販売を展開する「清川屋」(鶴岡市)が経営を手掛ける同店。出店場所は「やまぎん県民ホール(県総合文化芸術館)」1階にある「0035 BY KIYOKAWAYA(ゼロゼロサンゴーキヨカワヤ)」内。当初、グランドオープンは3月29日を予定していたが、新型コロナウイルスの影響により延期する(オープン日は未定)。
ジャパンベーカリーマーケティング(神奈川県横浜市)社長でベーカリープロデューサーの岸本拓也さんがプロデュースした。ユニークな店名は「あまりにおいしくてごめんなさい」との意味を込め名付けたという。
販売する食パンは、山形県産ラ・フランス果汁を隠し味に使った「角食プレーン」(2斤=800円)、山形県産のセミドライさくらんぼを練りこんだ「さくらんぼ」(1斤=980円)、オーストラリア産の大粒サンマスカットレーズンを練りこんだ「角食レーズン」(2斤=980円)の3種類(以上税別)。岸本さんは「口どけがよく、ほのかな甘みがある、山形の魅力を詰め込んだ食パン。お土産としても愛されるようになれば」と話す。
「0035 BY KIYOKAWAYA」は、県内35市町村の名品を取りそろえた物販コーナーとカフェスペースを併せた店舗。カフェでは、「許してちょんまげ」の食パンを使ったサンドイッチやプレートも提供する。世界各地から取り寄せた7種類のトースターを選んでトーストすることができるほか、王室・皇室御用達というマグカップを使うこともできる。
イタリアンシェフの奥田政行さんが手掛けるレストランのオープンも今秋に予定しているという。清川屋の伊藤秀樹社長は「やまぎん県民ホールは、山形県の文化と芸術の発信拠点。ベーカリー、カフェ、オープン予定のレストランは、ホールでの催しの有無に関係なく、訪れた方が山形の食文化を体験し、素晴らしさを感じていただける場所にしたい」と話す。
営業時間は10時~18時。火曜定休。