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山形市で「山形旧暦初市」-商売繁盛を祈願

昨年の旧暦初市の様子。多くの子どもたちに「初飴(はつあめ)」を配る。

昨年の旧暦初市の様子。多くの子どもたちに「初飴(はつあめ)」を配る。

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 山形市の文翔館(山形市山形県山形市旅篭町3)で2月27日・28日、「山形旧暦初市」が開催される。約40店舗の店が並び、生活用品や初野菜、縁起物などを販売する。

昨年の湯殿山神社宮司のご祈願

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 湯殿山神社(旅篭町3)に奉納されている商売繁盛の神様・市神様を祭ることを目的に開く同初市。27日9時からは、市神様を文翔館前に移動させ、湯殿山神社宮司が商売繁盛を祈願する。このほか、奉仕事業として初市を見学する市内外の子どもたち約1000人に「初飴(はつあめ)」を配る。2日間、縁起物のカブを始め、旬の冬野菜や木工製品などの生活用品を販売する店が40店舗並び、旧正月を華やかに彩る。

 山形には1月10日に行われる初市と今回行われる旧暦初市の二つの初市が存在する。これは、旧暦と新暦が切り替わり新暦の初市が毎年1月10日になったが、旧暦初市の当初の目的である市神様を祭るという伝統文化を継承するため二つ存在しているのだという。

 主催の村山地区お祭り商業協議会の佐藤さんは「伝統文化を未来の子どもたちにつないでいくための旧暦初市。商売繁盛を祈願しつつ、縁起物や初野菜の販売など昔ながらの雰囲気を味わってほしい」と話す。

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