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山形大で「国際周期表年2019特別展」 周期律発見150年を記念

山形大学の栗山恭直教授と1925(大正14)年製の周期表

山形大学の栗山恭直教授と1925(大正14)年製の周期表

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「国際周期表年2019特別展」が11月3日、山形大学付属博物館(山形市小白川町1、TEL 023-628-4930)で始まった。

「国際周期表年2019特別展」の様子

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 ロシアの化学者・メンデレーエフが元素の周期律を発見して150年目に当たることを記念し、今年8月に福井県から始まった巡回展。全国12会場を予定し、東北地方では山形県のみの開催となる。

 山形大学の栗山恭直教授は「1925(大正14)年製の周期表を山形大学が収蔵していた縁もあり、今回の展示を行うことになった。古い周期表から最新のものまで展示しているので、周期律発見から現在までの歴史を感じてほしい」と話す。

 展示では、周期表と元素に関係する体験コーナーや元素が発見された時代ごとに回るスタンプラリーも設ける。山形市内から家族で訪れた30代男性は「体験コーナーもあり楽しい展示で、子どももいろいろなことに興味を持ってくれたようで良かった」と話す。

 11月3日にはオープニングイベントとして、炎色反応などを通して元素について学ぶ山形大生による実験教室や、豊田理化学研究所長の玉尾皓平さん、理化学研究所の羽場宏光さんの講演会が行われた。実験教室に参加した山形市内の中学生は「炎色反応については知っていたが、実験したことはなかった。実際に体験することができて、面白かったし勉強になった」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。土曜・日曜休館(11月20日、21日も休館)。入場無料。11月28日まで。

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