キャンプ用品の販売店「HJS camp lab.(エイチジェーエスキャンプラボ)」(天童市荒谷原、TEL023-676-4188)がオープンし半年がたった。
自身で板金業を営む長橋慎吾さんと、オリジナルファブリック商品などを手掛ける妻の智美さんが今年3月に開いた。音楽フェスに参加するうちに、キャンプが好きになったという2人。キャンプ好きが高じ、2016(平成28)年にはアウトドアメーカーsnow peak主催の「快適サイトコンテスト」でグランドチャンピオンに輝いたほか、2019年には一般財団法人日本オートキャンプ協会指導員の資格も取得している。
店舗ではアウトドア用品や、夫婦が手掛けたオリジナル商品を豊富に取りそろえるが、慎吾さんは「商品の販売はあくまでもサブ的な要素で、メインはキャンプイベントやアウトドアライフのサポート」と話す。キャンプの知識を生かし、初心者の相談に乗ったり、道具の使い方の指導をしたりなど、アウトドアに関することであれば何でも対応するという。
オンシーズンには月に1回、最上川中山緑地公園を会場に、誰でも参加できる無料のたき火キャンプイベントを開いている。道具の使い方の講習や、ゲストを呼んでマルシェやワークショップを開くこともあるという。
「初めてのキャンプで『大変』ではなく『楽しい』と思ってもらうためのイベント。たき火に使うまきも無料で提供している。初心者向けの便利なグッズや施設もたくさんあるので、その人のレベルに合わせた提案をしたい」と慎吾さん。
店では最大40人までのバーベキューセットのレンタル、ケータリング事業も行う。道具のレンタルだけではなく、食材の用意、後片付けまで、希望に合わせたプランを提案する。個人での利用も可能。
慎吾さんは「道具を販売するだけでなく、使い方の指導やアフターサービスにも力を入れたい。この店が外遊びを好きになるきっかけになれば」と話す。
営業時間は9時~19時。