「第31回日本一の芋煮会フェスティバル」で使われる里芋の収穫作業が9月7日、山形市総合スポーツセンター(山形市落合町)西側の畑で行われた。
同イベントのために、4月に4000株の里芋を植えた20アールの畑に、実行委員会、公募に応じたボランティア、地域の子どもたち、JA関係者ら約230人が集まり作業を行った。今年の里芋の出来について、実行委員長の佐藤卓弥さんは「ここ2~3年と比べ順調に育ったと思う。水分も多かったので、粘り気も良い」と話す。収穫量は、他の畑と合わせ約4トンを見込んでいる。
山形市内から参加した小学3年の狩野美里さんは、「小さい里芋がまとまって根に付いているところは、取るのが大変だったけど、楽しかった」と笑顔を見せる。
11人が参加した山形大学のボランティアサークル「JCC」のメンバーで3年の福士実咲さんは、「里芋が大好き。県外出身だが、先日も自宅で芋煮を作ったばかり。昨年はイベント当日のスタッフで参加したが、今年は芋掘りも参加できてうれしい。夏休みの良い思い出になった」と話す。
「第31回日本一の芋煮会フェスティバル」は9月15日、山形市の馬見ヶ崎川河川敷(双月橋付近)で行われる。今年は、昨年新調した6.5メートルの大鍋「3代目鍋太郎」を使い、例年よりも5000食多い3万5000食の提供を予定している。